おひとりさま出産のネタバレ感想【現実的にありそうだけど前向きなれる内容でした】
今回は、七尾ゆず先生の『おひとりさま出産』を読んでみた感想についてです。
「おひとりさま」って最近(でもないか・・・?)流行ってるみたいですが、出産となるとすごく大変なイメージ。
ここでたくさんのページを無料で読むことができました!
サイト内で「おひとりさま出産」と検索!
『おひとりさま出産』のネタバレ!妊活を始めて・・・
主人公は、ナナオさんという女性でした。
読んですぐわかるけど、ナナオさんはこの漫画の作者、七尾ゆず先生のことでした。
アラフォーになっていたナナオさんが、子供を作って出産するまでもう時間がないと気づいてしまうんです。
お金もあまりなくて、漫画の仕事も順調とはいえず、バイトをしながら生活費を稼いでいる状況。
これでも、妊娠して子供を生んで育てたいという熱意が読み始めてすぐに分かってくる漫画でした。
男性だったら、妊娠できるタイムリミットなんてあまり考えないんだろうけど、女性には時間の制約があるんです。
私はまだ先のことだと思っていました。
でも、子供が欲しいと思ったときに、もう出産できませんってことになったらどうしよう?
と感じさせてくれる漫画でした。
ナナオさんや同じような女性にとっても、けっこうシリアスなテーマなんですが、漫画の描き方はすごく楽しくて、おもしろく読めるんです。
でも、ひしひしと伝わって来るものがありますね。
ナナオさんは、「40歳までにおひとりさま出産」という目標を掲げました。
もちろん、結婚はしてないから相手がいないとできないんですが、一応ミウラさんという彼氏がいるんです。
ミウラさんは借金があって、仕事らしい仕事もしていないような男で、ナナオさんの稼ぎに頼って生きているみたいでした。
決して悪い男ではなさそうなんですが、本気でナナオさんと結婚したいとも思ってなくて・・・
どちらかというと自由に生きていきたいと考えているようなタイプですね。
でも、ナナオさんはミウラさんを相手にしてしまうんです。
ナナオさんは、妊娠すると決めてから、計画を立てて目標達成のために努力をしました。
毎日、基礎体温を測って、排卵日をチェックして、このあたりだと妊娠できそうな日だと予想したり。
でも、子供を作ることに温度差があるミウラさんは、あまり協力的ではない様子だったんです。
それでも、ナナオさんはミウラさんがその気になってくれるようにしました。
これってすごく大変だし、ミウラさんにも覚悟をもってもらわないといけないなのに・・・
ナナオさんには時間がないんです。
そして、ナナオさんがすごくがんばったおかげで、無事に妊娠しました。
でも、ミウラさんの気持ちは・・・?
『おひとりさま出産』の感想!出産した後がさらに大変そう・・・
ナナオさんは妊娠したわけなんですが、ミウラさんの気持ちは情けない気持ちになっていました。
借金があって、子供ができてもなにもできないクズだからと思っていたからです。
でも、ナナオさんはそんな男でも、ミウラさんの子供が欲しいと思っていたんです。
妊娠するためにミウラさんを利用したわけじゃないんです。
ホントに好きだからミウラさんとの間に子供が欲しいと思っていたんですね。
単に、ナナオさんが焦っていたからという理由だけではないことが分かりました。
確かに、子供が欲しいからたまたまそばにいた彼氏と作ってしまった・・・
そんなことになったら、生まれてくる子供は不幸になると思うんです。
父親の愛情を受けることができないわけですから。
ミウラさんは父親になるのに、自分が惨めでなにもできない苦悩があるのは変わりません。
そんなとき、ナナオさんは前向きというか、お人好しというか、自分だけが頑張ればなんとかなると思っていたんです。
子供のためならなんでもできるし、それを生きがいにできるようになっていくんですね。
『おひとりさま出産』は、穿った見方をするとナナオさんのわがままのようにも思えました。
でも、子供を産みたいという気持ちは分かるし、もう時間がないと焦る気持ちも分かります。
いろんな条件が整ってないと子供を作っちゃいけないないなんてルールはないと思いました。
ナナオさんの熱意にすごく圧倒されるし、誰かのために頑張れるということが素敵です。
ナナオさんの生き方に魅力を感じてしまいました。
まだ1巻だけしか読んでないんですが、ホントに応援したくなる気持ちになれる作品です。
彼も一緒に読んで欲しい・・・
試し読みは、このサイトでたくさん読めましたよ↓↓
サイト内で「おひとりさま出産」と検索!