花いちもんめ娼婦残酷伝のネタバレや感想は?【胸が痛くなり涙がでました】
今回は、まんがグリム童話の『花いちもんめ~娼婦残酷伝~』を読んでみた感想です。
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花いちもんめのネタバレ!
主人公の秋は、15歳で松吉と結婚して、子宝にも恵まれ、貧しくても幸せに暮らしていました。
ところが、結婚して6年目の夏、日照り続きで米が育たず、食べ物も無く、飢えが続いていました。
飢えをしのぐためには、子供たちを売ってお金を得るしかありません。
でも、秋は子供たちを売ることを激しく拒みました。
子供たちは、まだ6つと4つの娘たちだったのです。
そして、秋が子供たちを置いて、村を出て行って、女衒(げぜん)に身を売ることになったのです。
秋は出産してて、22歳という年齢で、生娘ではないこともあり、あまり評判はよくありませんでした。
それでも、化粧をすると見違えって綺麗になり、いつの間にか売れっ子になっていました。
秋は年下の娘たちにも優しく、めんどうみが良くて、「姉さん」と呼ばれて、慕われるようになっていました。
しかし、秋がやってくる前売れっ子だったすずなには、嫌われていました。
すずなは、性格が悪く、秋をクソババアと罵り、秋の着物を破いたり、ひどいことをしてしまのです。
秋は、6歳で売られてきたすずなのことを自分の娘の姿だと思い、同情していました。
あるとき、秋はすずなのお客だった下田屋の相手にすることになりました。
それを知ったすずなは秋を「泥棒猫」と言って怒ってしまうのです。
このとき、すずなが口から血を吐いてしまいました。
すずなは病気になっていて、胸に痣ができてしまっていて、あと3カ月の命でした。
働けなくなったはすずなは、もう店には出せないから、出て行ってもらうしかないという話になりました。
そして、秋はすずなの面倒をみさせて下さいと店にお願いするのですが・・・
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花いちもんめの感想は?
家が貧しくどうしようもなくなって、子供たちの代わりに自分が、女衒(げぜん)に売られていくはなしでした。
秋は22歳という年齢で、この世界に入っていったわけですが、自分は幸せだったし、もうやり残したことはないと人生を悟っているような感じでした。
自分よりもずっと若い16歳の娘たちを思って、いつか幸せになってと願っているのが、読んでいて辛かったです。
秋をののしり、ひどいことをしてたすずなにも同情して、面倒をみようとするのも印象的でした。
すずなは結核であとわずかな命でした。
秋自身もうつされてしまうかもしれないのに・・・
結局、秋は結核になってしまって、最初の店にいられなくなってしまうんです。
そして、安く他の店に買われてしまって、たらい回し状態になってしまいました。
衝撃的だったのは、もう死にかけている秋を、何人もの男たちが、強姦する場面でした。
借金で自由を奪われてしまったら、ここまでされてしまうのかと、胸が痛みました。
花いちもんめの本当の意味はこういうことかと分かって、恐ろしくなってしまったはなしでした。
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