にこたま【渡辺ペコ】のネタバレや感想!結婚や恋愛って何のためにあるの?
今回は、渡辺ペコ先生の『にこたま』を読んでみた感想です。
最近、結婚とか考えるようになっていたら、一度は読んでみたほうがいい漫画です。
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『にこたま』のネタバレ!
浅尾温子は、毎朝新聞の記者をやっていたけど、現在は弁当屋で働いています。
岩城晃平は、弁理士をやっていて、ある事務所に勤務しています。
ハタチの頃から9年も一緒に過ごしているのですが、結婚はしてなくて、その予定もありません。
温子には結婚してる友達もいて、結婚のはなしになると。
今のままで不都合はないからと温子は言っていました。
そんな温子に友達は、「あっちゃんは冷めてるもんねー」と言われていました。
「冷めてる」って一言は、温子にとっては何てことないのに。。。
妙に気になっていたました。
晃平に子供が・・・
晃平は、同じ事務所で一緒に仕事をしている高野ゆう子のことが気になっていました。
ゆう子が妊娠しているのではないかと・・・
そして、ゆう子とあらためてちゃんと話すことになりました。
自分の子供かもしれないけど、なんでもないかもしれない・・・
晃平は以前、ゆう子との仕事がうまくいって、お祝いでも初めてふたりで呑んだことがありました。
ゆう子にあらためて会うと。
「わたし妊娠してる」
「岩城くんとの子です」とゆう子は言いました。
そして、「わたし産みます」と言われて、晃平は動揺していました。
でも、ゆう子は一人で生んで育てるから、晃平には一切関与しなくていいからと言いました。
ゆう子の妊娠を知ってしまった晃平は、温子と目が合わせられなくなっていました。
ゆう子は、郷里に戻って子供を産むからと事務所を辞めることにしました。
晃平は自分がどうしたらいいのか?
温子にどういったらいいのか?と考えていました。
あるとき、晃平は温子に思わず「こどもができた」といいました。
温子はわりと冷静で、「どうしたいの?」と晃平のはなしを聞くのでしたが・・・
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『にこたま』の感想は?
晃平が他の女性との間に子供をつくってしまったこと知った温子は、すごく落ち着いていました。
温子は冷静に、「私にはなすことで気持ちが楽なった?」と言っていて、感情的になって怒ることもありませんでした。
でも、このあとで温子は部屋を出て行ってしまい、漫画喫茶で一人で夜を過ごしていましたが、気持ち複雑だったんです。
この漫画に登場してくる女性たちは、なんでここまで落ち着いているの?というのが最初の印象でした。
温子もそうだったけど、ゆう子も。
ゆう子は、晃平に責任をとって欲しいと告げることなく、シングルマザーになることを決めていたのです。
それだけに、どうしていいか分からず、迷っている晃平が、頼りない印象にみえてきました。
晃平の気持ちとしては、ゆう子との出来事は、はずみみたいなもで、ホントに好きなのは、温子。
男としてここは決断しなきゃいけないでしょうと思いました。
ゆう子に、一応父親になりたいということを言ってみましたが、それは本心でもなく・・・
ゆう子に気持ちを見透かされているのが、情けない気がしました。
そして、温子にもなにごとなかったかのように、丸く収めてようとしてたのも。
なので、ゆう子には頑張って欲しいという気持ちになったし。
温子には、晃平とは別れて新しい恋もあるのでは?と思いました。
『にこたま』は、結婚とか恋愛とか何のためにあるんだろうと考えさせらえる作品です。
そして、ストーリーが淡々と進んでい中で、読んでいる私自身がすごく感情的になっていました。
温子の気持ちから伝わってくるものに、そうだよな~と思うことがたくさんありました。
恋愛、セックス、結婚、妊娠について、女なのにそれらを全うしないのはおかしい?
これからに関心がなくて、生きているのは、「つまらない女」だと言われているような気がする・・・
でも、温子はほっといてと思っていて、「そうだ!そうだ!」と私自身の気持ちが楽になったところ。
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