クダンノゴトシ2巻のネタバレと感想【死の連鎖は止められる?】
2016/06/26
こんにちは、シナモンです!
今回は、渡辺潤先生の「クダンノゴトシ」第2巻を読んでみました。
「クダン=件」は、半人半牛の妖怪。
江戸時代がから西日本を中心に日本各地で目撃談がある。
そして、予言をする。
信じがたいけど、辰巳の死によってこれが現実だと悟った光たち。
このままだと、全員死ぬ・・・
1巻で、死の予言をされたあゆみは、生き残ることができるのでしょうか?
そして、千鶴の過去も明らかになります。
サイト内で「クダンノゴトシ」と入力すると読めますよ。
クダンノゴトシ2巻のネタバレ!
クダンに遭遇した山の中で、手にしたナイフを光に向けた千鶴。
「死ぬのは光」
「そして、私・・・」
あの夜の、クダンの顔は自殺した千鶴の父でした。
クダンの正体は千鶴の父?
千鶴の父は車で子供をはねて、ひき逃げ。
自分は悪くないと思っていたのですが、追い込まれて首を吊っていました。
千鶴の父がはねた子供が、光だったんです。
千鶴は、光が父を死に追いやった張本人だ恨んでいました。
そして、光に近づいて、復讐するために恋人までなっていたんです。
光はナイフを奪って、自分の腹を刺しました。
「丁度いい、おれ・・ずっと死にたかったからさ・・」
意識がなくなりかけた光は、千鶴と一緒に山の斜面を転げ落ちました。
意識を無くして、二人が見ていたのは、牛の姿をした千鶴の父。
「今回のことがお父さんの怨念ならば、俺が死ねばすべてが終わる」
だけど、件に予言されるまで、死ぬことができないのです。
あゆみは助かる?
光と千鶴が倒れていたところに、舞、洋太、伸司が、橘秀美と一緒に現れました。
光と千鶴は、ここで丸一日、意識を失っている状態でいたんです。
一歩間違っていたら、手遅れだった・・・
橘は光の腹の傷のことを尋ねると。
いきなり、あのナイフを手にして、光の胸に突き刺しました。
「やっぱりな~超面白えっ!!」といって怪しげに笑う橘。
光は心臓をナイフでえぐられていたのに・・・不死身の超人?
橘は、それを見て、「馬場あゆみは、助かるぞ」と・・・
橘にはどんな考えが・・・???
クダンノゴトシ2巻の感想!
あゆみに残された時間は、あと1時間と04分。
あゆみを助ける方法は、脳や心臓摘出して期限以内に確実に殺すことでした。
そうすれば、予言が外れたことになり、うまくいけば無効になる。
呪いは解け死の連鎖は止まる。
摘出した臓器は、また元に戻して蘇生できるから、あゆみは助かる。
あゆみの命を賭けたリスクのある方法でした。
なにもしなければ、予言通り死ぬから、分からなくもないけど、
橘のやることは大胆過ぎでした。
でも、いざ手術を始めようとすると、停電になり真っ暗になりました。
懐中電灯をもって、手術を続けようと手術台の上には、不気味な牛の頭がありました。
冷静を失った医師は、何度もメスで体を刺していました。
すると、複数のクダンが現れてまた混乱。
めちゃくちゃ怖いシーンでした。
気づいたときには、0時を過ぎていて、あゆみの悲惨姿がありました。
結局、あゆみは予言通りに死んでしまったんです。
でも、これで予言の期日くるまでは、絶対に死なないことが証明されました。
死ぬのは分かっているけど、そのときが来るまで絶対に死なない・・・
もし、私がこんなことになったら、何をしたいのか?
すごく、複雑な心理状態なので、冷静には考えられないかも・・・
それから、2巻では千鶴の過去が分かりましたね。
1巻で、千鶴が母子家庭だったのは、父が自殺してたからだった。
それで光のことを恨むのは、どうなのかなって思いました。
あの事故で光は生きてたから、恨んでしまったのかな~?
光も納得して、自分から死のうとしていましたね。
光がいうように、クダンの本当正体は、千鶴の父の怨念?
それだと、安直過ぎるし、サークルのみんなが巻き込まれてしまうのが、理解できません。
それに、山の中で現れた千鶴の父は、「高速道路は走るな」と光たちを守ろうとしていたんです。
なぜ、件の予言が始まって、死の連鎖が始まったのか?
まだ分からないから、このあとの展開がすごく楽しみです。
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