山羊座の友人のネタバレ感想!未来の新聞記事から始まるミステリー!
こんにちは、シナモンです。
今回は『山羊座の友人』を読んでみた感想です。
後ろを振り返り遠くを見ているのが、主人公の松田ユウヤ。
その先をポツンと歩いているのが、殺人犯と疑いをかけられた若槻ナオト。
同じ方向へ向かっているようにみえても、気持ちに違いがあるような二人・・・
ここから、多少ネタバレがあるので、気をつけてくださいね(^^)
ちなみに、スマホですぐに試し読みができます。
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山羊座の友人のネタバレ感想!
ナオトが不良の金城にいじめられてるのを見ても、無関心を装っていたユウヤ。
ある夜、ユウヤがコンビニで漫画買って自転車で帰っていると、血のついたバットを持ったナオトと出会います。
ナオトはとうとう殺してしまったと気づき、ここでも関係ないふりをしようとしましたが。
「まてよ」といってナオトを引き止めるユウヤ・・・
試し読みでは、ナオトのこのセリフあたりで終わっているんですが、もう少しネタバレしますね(笑)
ナオトは、ユウヤを自分の部屋にかくまいます。
その後、部屋にもいられなくなってしまい、二人は東京へと逃亡。
ユウヤは自首しようかなと言うけど、ナオトは「十月二日までやめない?」と。
ざっくりしてますが、こんな展開で、ナオトは本当にユウヤが犯人なのか?と疑うようになるんです。
ミステリーの中にある一つのファンタジーが面白い!
ユウヤの家は、高台にあって、周りにも家がなく、強い風がユウヤの部屋に向かって吹いてて、漂流物が飛んできます。
漂流物の中に、未来の殺人事件のことが書いてある新聞記事がありました。
ユウヤは、この記事の結末を気にして、ナオトに自首するのを先延ばしにしていました。
新聞記事がなかったら、ユウヤはナオトを助けなかったのかもしれないと思いました。
記事のことは隠していたけど、あるときナオトに見られてしまいます。
でも、殺人事件とは逆のページでした。
逆のページに書いてある内容を二人で確かめようとするんです。
すると、実際に書かれていたことが起きたんです。
これで、殺人事件の結末は、本当だと核心したユウヤでした。
十月二日に自首したら、ナオトがホントにヤバいことになってしまう。
自首するナオトと止めようとするユウヤとの気持ちのすれ違いがありました。
そして、電車の中で、二人は離れ離れになって・・・
ユウヤは自首することを先延ばしにできなくなってしまいます。
「僕の友達があの電車に乗っているんだ!!」
と電車を止めるようとしたけど、ダメでした。
未来の新聞記事という要素がなかったら、「山羊座の友人」は成立してませんでしたね。
新聞記事の内容についてネタバレすると面白くなくなるから、これは読んでみて確かめて欲しいです!
なぜ、ユウヤが必死に自首を先延ばしにしようとしてたのかが、分かりますよ!
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