こんにちは、シナモンです!
おもしろいと話題になっていた織田涼先生の『能面女子の花子さん』を読んでみました。
タイトルだけをみると怪しくて怖いと思ってしまいますが、すごく笑える内容でしたよ!
『能面女子の花子さん』の感想
この漫画の主人公は、高校生になったばかりの泉花子。
花子さんは能面をつけてて、入学式では新入生代表としてあいさつしていました。
能面をつけているのはギャグでも罰ゲームでもなく、家の伝統で事情があってのことなんです。
花子さんは、能面を嫌がっているかというと、そんなことはありません。
むしろ、能面姿があたりまえで、ホントにこの姿のまま電車に乗ったりしてるんです。
でも、クラスメートは花子さんがあまりにも不気味過ぎて、教室全体が静まり返っていました。
花子さんは、なぜこんなに静まり返っているのと不思議に思っていたのが、おかしかった(笑)。
あなたがいるから、こんな雰囲気になっているだよ!!
で、花子さんが教室から出て行くと、クラスメートがざわつき始めました。
クラスメートたちは、なんで能面をつけてるんだろ?
能面のしたの素顔は、超美形で、やっかみを受けるから能面をつけてる?
いや、逆に超ブスだから?
などと、話題になっていました。
花子さんは、この様子を教室の外からそっとみながら、自分がどう思われいるのか?興味津々でした。
能面のことで悪口をいわれてるかもしれないのに、花子さんはすっごくメンタルが強いんです(笑)。
花子さんがなぜ能面をつけているかというと・・・
実は、本人も理由ははっきりと分かっていないんです(笑)。
ただ、花子さんの説明では、大昔、実家が能面を作る一族で、女たちは能面姿で商売をしていたそうです。
それが、ずっと残ってて、今になっているということでした。
ちなみに、後半のストーリーでは、花子さんおお母さんも登場します。
もちろん、お母さんもお面をつけています。
そのお面は、般若でした・・・
般若も女面なんですね。
お母さんがいうには、般若は叱るときに効果絶大で、子育てにはなにかと便利なんだそうです(笑)。
お母さんが登場するストーリーもおもしろかったです。
能面女子の花子さんは、ギャグ漫画のような雰囲気もあるけど、花子さんを好きになるイケメン男子もいたり。。。
花子さんが能面姿だからと、クラスメートに嫌われたり、いじめられたりすることもないんです。
みんな花子さんの独特の個性に馴染んでいって、むしろクラスの中心的な存在になっていきました。
『能面女子の花子さん』の結末は?
『能面女子の花子さん』は私が読んだときは、1巻まででした。
本編のストーリーは10話あって、学校での日常生活のことがおもしろく描かれていました。
最終話は、「花子さんの三者面談」というはなしで、花子さんの進路について、お母さんと担任の先生が話し合うというものです。
花子さんは成績がいいから、もっと上の大学を狙えるのに、花子さんの進路希望は、地元の大学に進学して就職するでした。
これで、お母さんと担任の先生の意見が対立して、修羅場になるんですが・・・
最後は、お母さんと担任の先生が仲良くなってしまったところで、本編が終わりました。
これだと、まだまだ続きがあってもおかしくない結末ですね。
もちろん、最終話で花子さんの素顔が明かされることもありませんでした。
すごくたのしいので、続編があればまた読んでみたいです(笑)。
『能面女子の花子さん』の感想は?
能面をつけていたら花子さんの表情が分からないのに、いろんな場面で表情が伝わってきました。
花子さん自身は、自分のことがあたりまえと思っているんです。
でも、それをそうと思わない脇役たちがおもしろさを盛り上げていました(笑)。
最初に仲良くなったのは、同じクラスの江口夏穂ちゃん。
夏穂ちゃんは、花子さんが教室の外で、クラスメートの評判を盗み聞きしてるときに、登場しました。
「ひいいいいいいっ」と驚いた顔や心の中でいろいろと花子さんにツッコミしてるのが楽しかった(笑)。
それから、花子さんのクラス担任の北山先生。
誰もが、担任なるのを嫌がっていたなかで、強引に担任させられてしまってたんです。
北山先生は、最初は担任になったことを後悔してたんですが、花子さんや能面のことを理解するようになりました。
北山先生は古典の先生ということも理由の一つでした。
能面をつけた生徒がいることを、友達と集まってはなしている場面が、私のとっては笑いのツボでした。
いつ集まっても、話題は花子さんのことばかりになってしまうんです。
あとは、幼なじみの相川賢司くん。
花子のよき理解者で、カッコイイんです。
クラスメートは、花子さんにイケメンの友達がいることでざわつきます。
こんな感じで、花子さんの周りにはおもしろいキャラがいて、すっごく楽しい漫画でした(笑)。
ホントに笑えるから、楽しい気分になりたいとき、読むのがおススメです!!